- タコピーの原罪のタイトルの意味は?
- オチの意味は?
- 作品が伝えたかったテーマとは?
これらの疑問にお答えします!
タコピーの原罪の意味は?
原罪というのはものすごく簡単にいうと「一番最初の罪」です。
では、タコピーの一番最初の罪とはなんだったのでしょうか?
タコピーの最初の罪とは、「自分は道具を使えば誰かを助けることができる」と思ってしまっていることです。
(引用:タコピーの原罪/タイザン5)
そして原罪(自分は道具を使えば誰かを助ける(ハッピーにする)ことができると思っていること)に気づくためには、他者との対話が必要でした。
他者との対話を通じて、タコピーは自分がいない方がうまくいくことに気付きます。
その証拠として、101回タイムリープを続けてもうまくいかなかったしずかちゃんやまりなちゃんの人生が、タコピーがいなくなったたった一回でうまくいってしまいます。
(引用:タコピーの原罪/タイザン5)
(引用:タコピーの原罪/タイザン5)
オチの意味は?
タコピーのオチは「結局タコピーがいない方がみんなうまくいく」です。
「道具を使って誰かを助けることができる」ではなく「存在しているだけでよかった」ということです。
それを表しているのが、最後の「タコピーとの淡い記憶」です。
(引用:タコピーの原罪/タイザン5)
(引用:タコピーの原罪/タイザン5)
そもそも「タコピーが存在してタイムリープをして消えた」世界線しか本編では描かれていないため、「タコピーが完全に存在していない世界」ではどうなっていたのかは分かりません。
しかし、しずかちゃんとまりなちゃんが「タコピーの落書き」を仲直りのきっかけになったことは真実です。
(引用:タコピーの原罪/タイザン5)
なのでオチは「タコピーが何もしない方がうまくいくよね」「ハッピー道具なんかなくても、お節介をやかなくても、なんだかんだで収まるところに収まるよね」という非常にリアリズムな内容となっています。
(引用:タコピーの原罪/タイザン5)
作品のテーマとは
タコピーの原罪は「陰湿なドラえもんがやりたい」というタイザン5先生の思いから制作がスタートした作品です。
(引用:タコピーの原罪/タイザン5)
「なんでも道具を使って解決する」ということに対するアンチテーゼであり、ドラえもんが連載していた時代と比べてモノが溢れている現代では、「何かを手に入れるだけでは幸せにはなれない」「もっと複雑になった現代を生きる子供たちの悩み」があります。
そして人間には良いところも悪いところもある。という人間は善悪では簡単には割り切れないということも伝えたいテーマの一つなのだと思います。
(引用:タコピーの原罪/タイザン5)
誰も悪くないし、誰もが悪い立場で、それぞれが悩みながらもがいていく登場人物の姿が、現代を生きる読者の心に響いたのかもしれませんね。
おまけ:タイザン5先生が影響を受けた作品
ドラえもん
Re:ゼロから始める異世界生活
宇宙よりも遠い場所
UNDERTALE
1R1分34秒
おやすみプンプン
タイザン5先生がインタビューで「コマ割りや背景はとても影響を受けていると思います」と発言されていました。
また「おやすみプンプン」も独特の暗い雰囲気の中にタコピーのようなギャグみたいにポップな描写の主人公が登場します。
「タコピーみたいなマンガを探している!」という人にオススメの作品です。
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