今回は大注目の漫画家、和山やま先生について紹介していきます。
(引用:月間コミックビームオフィシャルサイト)
- 1995年生まれ
- 2016年デビュー
- 第23回文化庁メディア芸術祭マンガ部門新人賞
- 第24回手塚治虫文化短編賞
このマンガがすごい!2020
夢中さ、君に 【第2位】
このマンガがすごい!2021
女の園の星【第1位】
カラオケ行こ!【第5位】
- 独特なローなテンション
- 高い画力
- 唯一無二の空気感
数々の有名漫画家も和山先生の作品を好きだと公言。
今回はそんな和山作品の魅力について解説していきたいと思います!
作品紹介
夢中さ、君に(全一巻)
(引用:月間コミックビームオフィシャルサイト)
気になる君はうしろの席に――。
古屋兎丸先生も夢中!?
「ずっとワヤマさんのツイッターやピクシブで漫画やイラスト拝見してました。
実は隠れファンなんです!
古屋兎丸」WEBなどで噂の作品たちが待望のコミックス化。
(引用: https://comicbeam.com/product/321904000716.html)
話題の作品「うしろの二階堂」は全ページ加筆修正のうえ、30ページ以上の描き下ろし続編を収録。
和山やま先生の原点。
印象的な表紙は一度見ると忘れられません。
不思議なクラスメイトを一緒に追っている感覚になる作品です。
短編がいくつか収録されているのですが、大まかに「林編」「二階堂編」に分かれます。
どちらもリアルにいそうな感じで、不思議な引力で目が離せません。
カラオケ行こ!(全一巻)
(引用:月間コミックビームオフィシャルサイト)
歌がうまなるコツ教えてくれへん?
合唱部部長の聡実はヤクザの狂児にからまれて歌のレッスンを頼まれる。
彼は、絶対に歌がうまくなりたい狂児に毎週拉致されて嫌々ながら
歌唱指導を行うが、やがてふたりの間には奇妙な友情が芽生えてきて……?話題の作品が描き下ろしを加えて待望のコミックス化!!
(引用: https://comicbeam.com/product/322002001211.html)
僕が初めて読んだ和山先生の作品。
絵がすごくいい!
登場人物の横顔がキレイでいつまでも読んでいられます
中学生の聡美とヤクザの狂児の二人の関係の歪さから生まれる掛け合いが絶妙です。
いつまでも続いてほしい。ずっと二人のやりとりを見ていたい。
そんなふうに思える空気感です。
感想で多かったのが「読んでいて気持ちがいい」と皆さんが口を揃えていっていました。
それはストーリーだったり、登場人物の表情だったりするのですが、確かに読んでいて気持ちがいいです。
読後感も最高です。
「何か気軽に読める良い作品ない?」と訊ねられたら、間違いなくこの作品を勧めます。
女の園の星(連載中)
(引用:https://www.shodensha.co.jp/onnanosononohoshi/)
「声を出して笑った」の声、続出!!!
(引用: http://www.s-book.net/plsql/slib_detail?isbn=9784396767976)
漫画賞総ナメ『夢中さ、きみに。』の和山やま初連載!
ある女子校、2年4組担任・星先生。
生徒たちが学級日誌で繰り広げる絵しりとりに翻弄され、教室で犬のお世話をし、漫画家志望の生徒にアドバイス。
時には同僚と飲みに行く…。
な~んてことない日常が、なぜこんなにも笑えて愛おしいんでしょう!?
どんな時もあなたを笑わせる未体験マンガ、
お確かめあれ!
連載中(2021年4月時点)の作品。
カラオケいこ!ではデジタルでしたが、こっちはアナログの作画。
どっちも味があっていいです。
デジタル作画もアナログ作画もどっちも好きですが、女の園の星の作画は一本一本の線が美しくそれだけでずっと見ていられますね。
特に髪の毛の描き方が好き。
主人公の星先生の淡々とした態度が作品のベースにあって、いろんな角度からギャップを発見していきます。
作中の登場人物と共に読者も星先生の一面を一つずつ知っていく構図となっています。
学園マンガといえば、ドタバタコメディが主流だと思いますが、この作品はローテンション。それが妙にリアルだったり、その空気感にアクセントが置かれるからこそ、日常の些細な出来事もクスリと笑えたりするのだと思いました。
またこの作品には分かりやすい敵がいません。
それがこの作品の魅力の一つであり、心地よい気分で読める要因となっているのかもしれません。
【特設サイト→ https://www.shodensha.co.jp/onnanosononohoshi/#Shop】
和山やま先生のここがすごい!
三作品を紹介しましたので、次に全作通して感じた和山作品のすごいポイントを紹介していきます。
独特なローテンション
(引用: 女の園の星/和山やま)
どの作品もテンションは低めです。
作品自体は非常にパワフルです。とてもエネルギーがあります。
この低いテンションで進んでいくのに、あっと驚かされる展開で構成されている。
そのギャップのコントロールがすごく、胸にスッと馴染んで読んでいると涙が溢れたりします。
高い画力
(引用: 女の園の星/和山やま)
登場人物の表情や仕草が細かいです。
綿密というか、いろんなバリエーションがあるというかんじ。
だから「あっ、こんな顔するんだ」ってなるし、もっと知りたいなってなるんですよね。
登場人物の感情の起伏が激しくなるシーンは、思わず心が揺られました。
唯一無二の空気感
(引用: 夢中さ、きみに。/和山やま)
空気感が独特です。
これは上記にあげた「ローテンション」「豊かな表情」に合わさったセンスのある言葉回しや構成の全てが合わさって科学反応が起きたような感じです。
この作品の世界は居心地が良いです。
空気感というものは、空気を直接描くことはできないように間接的な描写になります。
間接的な描写とは、登場人物の仕草、表情、作中に出てくるお店や建物、そういった全ての要素を組み合わせたものの正体が「空気感」となります(持論ですが)
つまり空気感が素敵な作品というものは細部まで表現が行き届いているというわけで、和山やまさんの作品にはそれがあるというわけです。
まとめ
まだ未読の方にまず最初にオススメしたい一冊は「カラオケ行こ!」です。
(引用:月間コミックビームオフィシャルサイト)
画力・演出・ストーリー構成・読みやすさ・読後感の良さのバランス、また一巻完結という点で買いやすいです。
僕は「カラオケいこ!」から読み始めたのですが、完成度が高すぎて他の作品もすぐに揃えました。
共通していえることは「読み終わるのがもったいない」と思えるほどのクオリティの高さです。
今、漫画界で大注目の作家、和山やま先生の紹介特集でした!
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